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神経局在診断 その解剖,生理,臨床(改訂第6版)

神経局在診断 その解剖,生理,臨床(改訂第6版)

販売価格: 12,100(税込)

商品詳細

画像診断機器の進歩には目をみはるものがあるが,臨床神経診断学の醍醐味は,今日も,自らの解剖学的・生理学的・神経学的所見を総動員し,その病変の解釈を理詰めで推し進め,診断に至るという点である.本書は「Neurologisch-topische Diagnostik Anatomie-Function-Klinik」の著者Peter Duus教授亡き後, Mathias Bähr教授,Michael Frotscher教授により改訂された原著10版の日本語版.美しい図と最新の画像,そして明快な邦訳によって,ベッドサイドでの神経学的局在診断の力が身につく初版以来のロングセラー.
☆図表点数363点

【目次】

第1章 神経系の構成要素
 1.1 概 説
1.2 神経系における情報の受け渡し
 1.3 ニューロンとシナプス
  1.3.1 ニューロン(神経細胞)
  1.3.2 シナプス
 1.4 神経伝達物質と受容器
 1.5 ニューロンの機能別分類
 1.6 グリア細胞
第2章 知覚系
 2.1 概 説
 2.2 体性知覚系の末梢での構成要素と末梢での規制回路
  2.2.1 受容器
  2.2.2 末梢神経,後根神経節,後根
  2.2.3 末梢性規制回路
 2.3 体性知覚系の中枢での構成要素
  2.3.1 神経根入口部と後角
  2.3.2 後および前脊髄小脳路
  2.3.3 後索
  2.3.4 前脊髄視床路
  2.3.5 外側脊髄視床路
  2.3.6 脊髄内のその他の求心路
 2.4 体性知覚性情報の中枢での処理
 2.5体性知覚性経路の特定の領域での病変時にみられる障害
第3章 運動系
 3.1 概 説
 3.2運動系の中枢での構造とこれらが障害された場合の臨床症状
  3.2.1 運動皮質野
  3.2.2 皮質脊髄路(錐体路)
  3.2.3 皮質核路(皮質延髄路)
  3.2.4 運動系におけるその他の構成要素
  3.2.5 運動系の障害
 3.3 運動系の末梢側での構造とそれらが障害された場合の臨床症状
  3.3.1 運動単位が障害されたときの臨床症状
 3.3 神経系における特定の構造物が障害された場合に出現する複雑な臨床症状
  3.4.1 脊髄病変での症候群
  3.4.2 脊髄血管障害による症候群
  3.4.3 脊髄腫瘍
  3.4.4 神経根症候群
  3.4.5 神経叢症候群
  3.4.6 末梢神経障害時の症候群
  3.4.7 神経筋接合部および筋での障害時の症候群
第4章 脳 幹
 4.1 概 説
 4.2 外部構造
  4.2.1 延髄
  4.2.2 橋
  4.2.3 中脳
 4.3 脳神経
  4.3.1 起源(起始領域)―構成要素―機能
  4.3.2 嗅覚系(第I脳神経)
  4.3.3 視覚系(第II脳神経)
  4.3.4 眼球運動(第III,IV,VI脳神経)
  4.3.5 三叉神経(第V脳神経)
  4.3.6 顔面神経(第VII脳神経)と中間神経
  4.3.7 前庭蝸牛神経(第VIII脳神経)―蝸牛神経と聴覚器
  4.3.8 前庭蝸牛神経(第VIII脳神経)―前庭神経と平衡系
  4.3.9 迷走神経系(第IX神経,第X脳神経および第XI脳神経頭蓋枝)
  4.3.10 舌下神経(第XII脳神経)
 4.4 脳幹の局所解剖
  4.4.1 脳幹の内部構造
 4.5脳幹病変
  4.5.1 虚血性脳幹症候群
第5章 小 脳
 5.1概 説
 5.2外部構造
 5.3内部構造
  5.3.1 小脳皮質
  5.3.2 小脳核
  5.3.3 小脳皮質と小脳核の求心路と遠心路
 5.4小脳と他の神経系との連絡
  5.4.1 下小脳脚
  5.4.2 中小脳脚
  5.4.3 上小脳脚
  5.4.4 小脳性求心路の局所配列
 5.5小脳の機能と小脳症状
  5.5.1 前庭小脳
  5.5.2 脊髄小脳
  5.5.3 大脳小脳
 5.6小脳病変
  5.6.1 小脳梗塞と出血
  5.6.2 小脳腫瘍
  5.6.3 遺伝性あるいは代謝性小脳疾患
第6章 間脳と自律神経系
 6.1 概 説
 6.2間脳の解剖と構成要素
 6.3視 床
  6.3.1 核
  6.3.2 求心路および遠心路における視床核の位置付け
  6.3.3 視床の機能
  6.3.4 視床病変での症候群
  6.3.5 視床の血管障害
 6.4 視床上部
 6.5 腹側視床
 6.6 視床下部
  6.6.1 解剖と構成要素
  6.6.2 視床下部の核
  6.6.3 視床下部への求心路とここからの遠心路
  6.6.4 視床下部の機能
 6.7 自律神経系
  6.7.1 基本的概念
  6.7.2 交感神経系
  6.7.3 副交感神経系
  6.7.4 個々の器官の自律神経支配とこれの障害
  6.7.5 内臓痛と連関痛
第7章 大脳辺縁系
 7.1 概 説
 7.2 大脳辺縁系の解剖概観
  7.2.1 内部および外部との連絡路
 7.3 大脳辺縁系の主な構造物
  7.3.1 海馬
  7.3.2 扁桃体
 7.4 大脳辺縁系の機能
  7.4.1 記憶のタイプと機能
  7.4.2 記憶障害─健忘症候群とその原因
第8章 大脳基底核
 8.1 概 説
 8.2 名称に関するあらかじめの注意
 8.3 運動系における大脳基底核の役割:系統発生的な観点から
 8.4 大脳基底核の構成物とその神経連絡
  8.4.1 核
  8.4.2 大脳基底核における神経連絡
 8.5 大脳基底核の機能と機能障害
  8.5.1 大脳基底核が障害された場合の症候群
第9章 大 脳
 9.1 概 説
 9.2 発 達
 9.3 大脳の肉眼的な構造と諸領域
  9.3.1 脳回と脳溝
 9.4 大脳皮質の組織構造
  9.4.1 層構造
 9.5 白 質
  9.5.1 投射線維
  9.5.2 連合線維
  9.5.3 交連線維
 9.6 大脳皮質における機能局在
  9.6.1 検査法
  9.6.2 1次性皮質領域
  9.6.3 連合野
  9.6.4 前頭葉
  9.6.5 高次大脳皮質機能と皮質障害による大脳機能障害
第10章 脳膜および脳脊髄液・脳室系
 10.1 概 説
 10.2 脳と脊髄をおおう膜
  10.2.1 硬膜
  10.2.2 クモ膜
  10.2.3 軟膜
 10.3 脳脊髄液と脳室系
  10.3.1 脳室系の構造
  10.3.2 脳脊髄液の循環と吸収
  10.3.3 脳脊髄液循環の障害─水頭症
第11章 中枢神経系の血管支配と血管障害
 11.1 概 説
 11.2 脳の動脈系
  11.2.1 脳を灌流する血管の頭蓋外での走行
  11.2.2 前・中頭蓋窩での血管
  11.2.3 後頭蓋窩の動脈
  11.2.4 脳における側副路
 11.3 脳の静脈系
  11.3.1 脳表および脳深部の静脈
  11.3.2 硬膜静脈洞
 11.4 脊髄の血流支配
  11.4.1 動脈系における血管吻合網
  11.4.2 脊髄の静脈還流
 11.5 脳虚血
  11.5.1 動脈性低灌流
  11.5.2 脳梗塞時にみられる固有の症候群
  11.5.3 脳からの静脈還流障害
 11.6 頭蓋内出血
  11.6.1 脳内出血(非外傷性)
  11.6.2 クモ膜下出血
  11.6.3 硬膜下血腫と硬膜外血腫
 11.7 脊髄の血管障害
  11.7.1 動脈灌流障害
  11.7.2 脊髄の静脈還流障害
  11.7.3 脊髄出血と血腫
索 引

 

商品詳細

著者 花北順哉【訳】
出版社 文光堂
発刊年 2015年01月
ISBN 978-4-8306-1544-3
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