しみじみわかる血栓止血 Vol.1 DIC・血液凝固検査編
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血栓止血関連領域の情報をわかりやすく解説する人気ブログ「金沢大学 血液内科・呼吸器内科/血液・呼吸器内科のお役立ち情報」が多くの読者の声に応え待望の書籍化! 「寝ころびながらでも読めて、血栓止血学がしみじみ分かる」をモットーに、vol.1の本書ではDICと血液凝固検査の基本を丁寧に解説します。血栓止血領域の臨床について知りたい方に最適な一冊です。
【目次】
1 章 血栓止血の基礎と臨床(血管内皮の役割)
1 血栓止血の生理と病態
2 血小板と凝固因子
3 止血・血栓の機序
4 血管内皮
5 トロンボモジュリン
6 トロンボモジュリン分布と血中濃度
7 アンチトロンビンとTFPI
8 プロスタサイクリン&一酸化窒素
9 血管内皮の抗血栓性物質と線溶
10 線溶とt-PA &プラスミノゲン
11 強力な止血機序と血栓症
2 章 血液凝固検査(基本)
1 組織因子と異物
2 凝固カスケード(PT & APTT)
3 凝固カスケード(検査室&生体内)
4 プロトロンビン時間(PT-INR)
5 ビタミンK 依存性凝固因子
6 ビタミンK 依存性凝固因子の覚え方
7 PT-INR とワルファリン
8 PT-INR とPIVKA-II
9 ビタミンK 欠乏症の原因
10 電撃性紫斑病とワルファリン
11 APTT の延長
12 APTT 延長の解釈
13 クロスミキシング試験(混合試験)
14 出血時間、血小板凝集能
15 抗リン脂質抗体症候群の血液検査
16 ループスアンチコアグラント
17 ループスアンチコアグラント検査の必要性
18 FDP & D- ダイマーとは
19 FDP とD- ダイマーの違い
20 D- ダイマーと血栓症
21 アンチトロンビン
3 章 播種性血管内凝固症候群(DIC)
A DIC 総論
1 概念
2 病態と疫学
3 凝固・線溶活性化
4 基礎疾患
5 発症機序
6 二大症状
7 予後
8 出血症状の理由
9 臓器症状の理由
B DIC の病型分類
1 DIC の本態とTAT & PIC
2 TAT & PIC とは?
3 基礎疾患ごとのTAT & PIC の変動
4 線溶阻止因子PAI の役割
5 基礎疾患ごとのPAI の変動
6 DIC の病型分類
7 DIC 病型分類の利点
8 DIC 病型分類の問題点
9 急性前骨髄球性白血病、アネキシンIIとATRA
10 DIC の多様性:急性・慢性・(非)代償性、準備状態・(非)顕性・(非)炎症性
C DIC モデルの比較
1 DIC モデルへ
2 DIC モデルの比較
3 LPS 誘発DIC モデル
4 組織因子(TF)誘発DIC モデル
5 臓器障害の比較
6 腎糸球体フィブリン沈着
7 出血症状(血尿)
8 病型分類(動物モデルとの対比)
9 病態の共通点と相違点
D DIC 診断におけるFDP & D- ダイマーと限界
1 FDP とD- ダイマー
2 診断基準とFDP & D- ダイマー
3 基礎疾患とFDP
4 基礎疾患とFDP & D- ダイマー
5 多臓器不全の有無とFDP
6 TAT とPIC の相関
7 線溶活性化と臓器障害
8 FDP(D- ダイマー)低値の意味
9 FDP(D- ダイマー)低値の別の意味
10 FDP(D- ダイマー)の上昇しない意義
11 DIC 診断でFDP(D- ダイマー)のみの限界
E DIC 診断基準
1 DIC 診断基準の比較(旧厚生省、ISTH、急性期)
2 旧厚生省DIC 診断基準の特徴
3 旧厚生省DIC 診断基準の問題点
4 DIC 診断基準と本態
5 DIC 診断基準に足りなかったもの
6 急性期DIC 診断基準とは:救急領域
7 日本血栓止血学会DIC 診断基準暫定案
F 線溶活性化の意義をしみじみ理解するために
1 DIC における線溶活性化の意義
2 ラットDIC モデルに対する抗線溶療法
3 DIC モデルの血尿と抗線溶療法:トランサミン
4 DIC モデル:D- ダイマーとトランサミン
5 腎糸球体フィブリン沈着:DIC モデルとトランサミン
6 DIC に対するトランサミン投与と肝腎障害
7 DIC モデルへのトランサミン投与と死亡率
8 DIC モデルに対する線溶療法
G DIC の治療戦略
1 DIC の治療(治療法別):種類
2 基礎疾患の治療
3 抗凝固療法/ ヘパリン/ アンチトロンビン
4 合成プロテアーゼインヒビター
5 遺伝子組換えトロンボモジュリン製剤
6 補充療法
7 抗線溶療法
8 免疫グロブリン製剤
9 急性白血病(APL 以外)
10 急性前骨髄球性白血病(APL)
11 敗血症
12 固形癌
H DIC 治療薬
1 トロンボモジュリン製剤(リコモジュリン)
2 ヘパリン類
3 メシル酸ナファモスタット(フサン)
4 トラネキサム酸(トランサミン)
I DIC とアンチトロンビン
1 APL と敗血症
2 敗血症におけるTAT とAT との相関
3 敗血症におけるアルブミンとAT との相関
4 アルブミンとの相関/ AT 製剤
5 アルブミンとの相関/産科
6 アルブミンとの相関/急性白血病
7 AT 活性の低下
8 AT 活性低下の機序
9 AT 活性低下と予後
10 AT、プロテインC & S
11 AT 活性の意義
さくいん
商品詳細
著者 | 朝倉 英策 著 |
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出版社 | 中外医学社 |
発刊年 | 2014年10月 |
ISBN | 978-4-498-12586-5 |
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