誘発電位測定マニュアル2019
販売価格: 3,520円(税込)
商品詳細
Bergerが脳波記録を公表してから90年,様々な進化を遂げた脳波研究の一つである誘発電位に関して,測定指針の改訂を行った.研究や臨床の現状をふまえ,視覚誘発電位,聴性感覚誘発電位,体性感覚誘発電位,痛覚誘発電位,事象関連電位,磁気刺激を含む運動誘発電位の6分野を各分野のエキスパートが解説した.基礎から新知見までを学べる本書は,これから測定を始める方にも,既に携わっている方にも使っていただきたい一冊である.
【目次】
刊行にあたって
序 文
誘発電位測定マニュアル 2019 委員一覧
誘発電位とME(医用工学)の基礎知識
A 誘発電位測定機器のシステム構成
B 電極と差動増幅器に由来する雑音
C 差動増幅器と交流雑音
D 信号検出に必要なフィルタ設定と感度
E デジタル技術の基礎
F 誘発電位波形の潜時と振幅
1.視覚誘発電位(VEP)
1 総 論
A ERG・VEPの概要
B 視覚の生理学: 並列的視覚情報処理
C ERG・VEP記録の要点
2 各 論
A ERG
B VEP
C 視機能の電気生理学的診断アルゴリズム
D 多モダリティーVEP
3 まとめ
2.聴性誘発電位(AEP)
1 総 論
A 聴性誘発電位(AEP)とは
B 聴性誘発電位の記録方法
2 各 論
A 蝸電図
B 短潜時成分─聴性脳幹反応(ABR)─
C 中潜時成分─聴性中間潜時反応(MLR)─
D 長潜時成分─頭頂部緩反応(SVR)─
E 小児で記録する場合の留意点
3.体性感覚誘発電位(SEP)
1 総 論
A 用語の使い方・解剖学的意味
B 検査室の条件
C 刺激選択
D 記録時の被検者の状態
E 一般的な記録条件
F その他(検査の実際)
2 各 論
A 上肢SSEP:成人
B 下肢SSEP:成人
C 小児のSSEP
D 小児の中潜時SEP
E 術中モニタリング
4.痛覚関連誘発電位
1 総 論
A 測定の条件
B 記録波形の成分
2 各 論
A 表皮内電気刺激法(IES)
B レーザー刺激
C thermode(熱極)
3 C線維刺激
A 表皮内電気刺激法(IES)
B レーザー刺激
4 臨床応用
5 脳磁図
5.事象関連電位(ERP)
1 総 論
A 一般的な測定上の注意
2 各 論
A P300(P3,P3b)
B ミスマッチ陰性電位(MMN)
C 小児MMN
D N400
E 運動準備電位(BP)
F 随伴陰性変動(CNV)
6.磁気刺激を含む運動誘発電位
1 総 論
A 用語の使い方・解剖学的意味
B 検査室の条件
C 刺激装置と刺激コイル
D 磁気刺激の種類
E 記録時の被検者の状態
F 一般的な記録条件
G 安全性
H 磁気刺激を実施する検者へのお願い
2 各 論
A 単発刺激
B 二連発刺激
C 小児への臨床応用
3 まとめ
索 引
商品詳細
著者 | 日本臨床神経生理学会 編集 |
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出版社 | 診断と治療社 |
発刊年 | 2019年12月 |
ISBN | 978-4-7878-2446-2 |
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