モノグラフ 臨床脳波を基礎から学ぶ人のために 第2版
販売価格: 4,730円(税込)
商品詳細
10年ぶりとなる第2版では,基礎から臨床まで一冊で学べるとの初版の志はそのまま,重要な新知見のほか,基本的知識の記載もさらに充実させた.また,初学者はもちろん臨床脳波に関心のある皆さまが楽しみながら学んでいただけるよう,各章にトリビアとして脳波に関する豆知識や逸話を盛りこんでいる.解説は,各分野の精鋭のエキスパートが執筆する臨床脳波に関する解説書の決定版である.
【目次】
刊行にあたって<第2版>
序 文<第2版>
発刊にあたって<第1版>
執筆者一覧
カラー口絵
I 基礎篇
1.脳波の発生機序:解剖と生理 加藤元博,飛松省三
2.脳波機器に関する基礎的電気知識 橋本修治,瀬川義朗
3.デジタル脳波計の信号処理 橋本修治,瀬川義朗
4.脳波信号と雑音 石山陽事,湯本真人
5.脳波の導出法 飛松省三
6.デジタル脳波の基本的使い方 松本理器,酒田あゆみ
7.脳波賦活法 高橋剛夫
8.所見の解釈と脳波レポートの作成 人見健文,池田昭夫
II 臨床篇(正常など)
1.正常脳波の年齢的変化(1):小児(新生児を含む) 大塚頌子,秋山倫之
2.正常脳波の年齢的変化(2):成人,老年,脳ドック脳波 松浦雅人
3.臨床的意義が不明な特異な脳波所見 松岡洋夫
III 臨床篇(病態)
1.てんかん性活動:総論 田中達也
2.てんかん発作:小児 小国弘量
3.てんかん:成人 川口典彦,寺田清人,井上有史
4.てんかん重積状態 神 一敬
5.突発的・一過性病態 赤松直樹
6.局所性脳病変 深谷 親
7.脳症(びまん性・多巣性脳症) 三枝隆博,山野光彦
8.意識障害 重藤寛史,酒田あゆみ
9.脳死 久保田有一
10. 薬物治療の影響 南 翔太,西田圭一郎,吉村匡史,木下利彦
IV 各種方法論
1.ビデオ・ポリソムノグラフィ video‒polysomnography 黒須結唯,千葉 茂
2.長時間脳波モニタ(頭皮上脳波) 田村健太郎,木下真幸子,大杉奈保美,星田 徹
3.振幅統合脳波 amplitude-integrated EEG( aEEG) 奥村彰久
4.侵襲的脳波記録法 森岡隆人,迎 伸孝,酒田あゆみ
5.ワイドバンド脳波:高周波成分の発生機構,記録および検出 小林勝弘
6.ワイドバンド脳波:低周波成分の発生機構,記録・判読 中谷光良,井内盛遠,池田昭夫
索引
脳波トリビア
■ 覚醒・睡眠中枢の発見
■ 差動増幅器における同相電位についての誤解
■ 2 種類のナイキスト周波数?
■ ボディアースは死後用語
■ 脳波記録中に音楽が聞こえる
■ 皮質脳波と頭皮上脳波の関係
■ キャリブレーション波形(矩形波)の正体
■ ポケモンショック
■ 10 年後の脳波:遠隔脳波判読・救急脳波・脳波モニタリングの興隆
■ 21 世紀の現在,成人の脳波検査の過呼吸と光刺激は必要か?
■ 50 年後の脳波
■ 小児に特有のアーチファクト
■ 脳波データの標準化の必要性
■ 睡眠脳波波形の命名者
■ Hz とc/s
■ 国際臨床神経生理学会用語集
■ 偉大なてんかん学者の一言
■ 視床・皮質ミオクローヌス
■ 中心脳仮説と皮質・網様体仮説
■ てんかん発作と失神の鑑別は容易か?
■ 非けいれん性てんかん重積の脳波診断
■ 神経救急における持続脳波モニタリングの有用性
■ めまい発作がてんかん発作―前庭性てんかん―Vestibular epilepsy
■ FIRDA
■ +(プラス)について
■ 脳症の脳波はダイナミックに変化する
■ 三相波(triphasic waves)
■ 脳死判定におけるさまざまな脳波
■ 電気けいれん療法における脳波
■ ギリシャ神話と睡眠
■ 睡眠関連てんかん
■ ビデオの時間解像度は?
■ aEEG における例外的な発作時変化
■ 頭蓋内脳波と頭皮上脳波の関係
■ 大脳皮質と頭皮上の高周波の関係
■ DC 電位研究の歴史:CSD 研究の再興
商品詳細
著者 | 日本臨床神経生理学会 編集 |
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出版社 | 診断と治療社 |
発刊年 | 2019年12月 |
ISBN | 978-4-7878-2445-5 |
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