怪談に学ぶ脳神経内科
販売価格: 3,520円(税込)
商品詳細
怪談,古典,文学の世界へ時空を超えて飛び回り,脳神経内科の実践トレーニングを受けてみよう.伝承の中にみられる深い観察力に息をのむと同時に,伝承と医学の融合が始まりつつあることに気づくだろう.そして,現代医学を駆使できない状況での「時間留学」経験は,診断学の腕を大幅に上げるきっかけとなるはずだ.医療従事者だけでなく,空想の世界が好きなすべての人へおススメできる,医学冒険スペクタクル書である.
【目次】
第1章 突然の報い—脳卒中
景戒『日本国現報善悪霊異記』(奈良時代後期〜平安時代前期)
第2章 おばあちゃんだけに見える少女—Lewy小体病
佐々木喜善『奥州のザシキワラシの話』(大正時代)
第3章 取り憑かれた少女—脳炎
残寿『死霊解脱物語聞書』(江戸時代前期,元禄年間)
第4章 破戒僧—認知症
上田秋成『雨月物語』(江戸時代後期,安永年間)
第5章 うらめしやの手—末梢神経障害
飯島光峨『幽霊図』(明治時代)
第6章 ろくろ首—片頭痛
鳥山石燕『図画百鬼夜行』(江戸時代後期,安永年間)
第7章 ドッペルゲンガー—てんかん
只野真葛『奥州波奈志』(江戸時代後期,文化年間)
第8章 かなしばり—睡眠麻痺
小泉八雲『薄明の認識』(明治時代)
第9章 幽体離脱—体外離脱体験
『伊勢物語』(平安時代中期)
第10章 あの世からの来訪—看取り,その先のこと
『今昔物語集』(平安時代後期)
Appendix —時間留学で会得した極意と応用
Acknowledgments
索引
商品詳細
著者 | 駒ヶ嶺朋子 |
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出版社 | 中外医学社 |
発刊年 | 2020年年04月 |
ISBN | 978-4-498-32854-9 |
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