脳神経外科手術 基本手技のバリエーション 【脳神経外科速報 2021年増刊】
脳神経外科手術 基本手技のバリエーション 【脳神経外科速報 2021年増刊】
販売価格: 8,800円(税込)
商品詳細
他の施設のやり方がなぜ違うのかを知る
脳べらを積極的に使う? 極力使わない?
MCA,IC-PC動脈瘤のアプローチはpterional? それともsubfrontal?
脳神経外科医が手術時に感じる、「他の施設のやり方がなぜ違うのか知りたい」に応える1冊。
手技のポイントがよくわかる手術ビデオも多数収載!
【目次】
・監修のことば
・序文
・監修・編集・執筆者一覧
◆1章 手術の基本コンセプトと技術
■A 手術教育
〈総論1〉若手の教育(2 hands or 3 hands?)
i.「2 hands派」の立場から
ii.「3 hands派」の立場から─若手の顕微鏡下手術における指導的助手の役割
■B 開頭のバリエーション
〈総論1〉前頭側頭開頭のバリエーション(適応,コンセプト,皮切デザイン,筋肉剥離)
i.Pterional approachを企図した前頭側頭開頭
ii.あらゆる病変に対応可能なアプローチとしての前頭側頭開頭法
〈総論2〉後頭下開頭のバリエーション(適応,コンセプト,皮切デザイン,筋肉剥離)
i.まず浅い術野の展開を
ii.体位・頭部固定が最重要
〈コラム1〉Orbitozygomatic(OZ)craniotomy
〈コラム2〉2-layerのやり方:その工夫とメリット・デメリット
i.Yasargil原法(1)
ii.Yasargil原法(2)
■C マイクロ操作
〈総論1〉基本操作:シルビウス裂開放のバリエーション
(シルビウス裂は広く開ける?必要最小限?/どこから入る?)
i.病変に応じたシルビウス裂開放
ii.まずは十分なシルビウス裂開放から
〈総論2〉器具の使い方のバリエーション
(脳べらを積極的に使う?極力使わない?/吸引管,ハサミはどのように使い分ける?)
i.「脳べら積極派」の立場から
ii.脳へらを極力使用しない手技
〈総論3〉静脈温存のコンセプト
(静脈はどこまで温存すべきか?/切断可能かどうかの判断法は?)
i.原則,すべての静脈を温存
ii.術野展開の妨げとなる場合の対処法
■D アプローチ
〈総論1〉前床突起切除法(intradural or extradural?/drill or CUSA?)
i.「Intraduralからの切除」の立場から
ii.「Extradural派」の立場から
〈総論2〉MCA, IC-PC動脈瘤のアプローチ
(pterional or subfrontal?その適応とコンセプト/母血管の取り方)
i.「Pterional派」の立場から
ii.「Subfrontal派」の立場から
〈コラム1〉Dural ringの切開って?(適応,解剖,手技)─中枢側より剥離せよ
◆2章 頭部外傷の手術
〈総論1〉頭部外傷手術のバリエーション(開頭術の適応あるいはタイミングは?/脳室ドレーンや硬膜下ドレーン挿入部から髄液漏れを防ぐための固定法のバリエーション/減圧開頭の範囲の決定法と術後CTでどう評価するか?/術中の止血困難な状況における対処法のバリエーション/HITTは行うべきか?/減圧開頭時の硬膜形成のバリエーション/ICPモニタリングの適応と留置部位に関する施設間のバリエーション)
i.まず迅速な減圧.穿頭術も併用しつつ積極的な開頭術を実施
ii.ICP亢進や意識レベル低下などの生理学徴候を優先して減圧開頭術を判断
〈コラム1〉脳圧亢進に対する対処法─Multimodalなmonitoringを駆使せよ
〈コラム2〉後頭下減圧開頭を行うための皮膚切開のバリエーション
〈コラム3〉慢性硬膜下血腫に対する穿頭術で,術中にできる再発率低下のための工夫は?
◆3章 脳血管障害の手術
■A 頚動脈内膜剥離術(CEA)
〈総論1〉内頚動脈側のプラーク処理(引き抜く?絶対に引き抜かない?)
血管縫合時の運針作法(ロックをかける?かけない?/靴紐縫合する?しない?/intactな部分から縫う?縫わない?)
i.「引き抜かない派」のプラーク剥離・露出と血管縫合時の運針作法
ii.CEAにおけるプラーク剥離と血管縫合
〈コラム1〉CEAにおける血管遮断の工夫,遮断・遮断解除の順序,その本質について
■B 脳動脈瘤手
〈総論1〉クリッピング
(脳内に埋没した脳動脈瘤,完全に掘り起こす?十分なneckが出たらかける?)
i.「完全掘り起こし派」の立場から
ii.「Neck派」の立場から
〈総論2〉Acom動脈瘤へのアプローチのバリエーション
(Pterional or interhemispheric approach?/視神経上面はどこまで剥離する?/半球間裂はどこまで開ける?/Rectal gyrusは吸う?)
i.Pterional approachが第一選択
ii.Interhemispheric approachとpterional approachの使い分け
〈総論3〉クリップ選択のバリエーション
(Temporary clipを使う?極力使わない?/Permanent clipの選択)
i.「Temporary clipを使用する派」として
ii.Temporary clipを極力使用しない立場から
〈コラム1〉くも膜下出血術中の脳圧コントロール
〈コラム2〉低位内頚動脈系動脈瘤の母血管確保(方法,タイミング,その考え方)
i.頚部頚動脈確保, 前床突起削除, anterior petroclinoid ligamentの切開
ii.原則,頚部での血管確保を
■C バイパス術
〈総論1〉STA-MCAバイパスのコンセプト
(皮膚切開はどうする?/ドナー剥離は動脈の表剥き?裏剥き?/Single or double bypass?/レシピエントは前頭葉?側頭葉?/間接吻合は置く?置かない?)
i.間接バイパスのdonorとなる血管,硬膜,側頭筋などの組織の温存
ii.血液や過剰な髄液流入のない術野をつくる
〈コラム1〉STA graftを安全にはやくきれいに採取するには?
◆4章 脳腫瘍の手術
〈総論1〉良性腫瘍の内減圧の方法のバリエーション・どう使い分けるか/腫瘍摘出中の止血法のバリエーション・どう使い分けるか/術中に綿片や脳べらを積極的に利用するか,しないか.どう利用するか
i.くも膜を温存した剥離を
ii.器具のセッティングは使用法と同様に重要
〈総論2〉頭蓋底骨削除の方法(ハイスピードドリルまたは超音波手術器)
i.「ハイスピードドリル派」の立場から
ii.「超音波手術器派」の立場から
〈総論3〉グリオーマ摘出における各摘出器具の利点と使い分け(バイポーラまたはCUSA)
i.「吸引管とバイポーラ派」の立場から
ii.「CUSA派」の立場から
〈コラム1〉顕微鏡か内視鏡か外視鏡か,それぞれの利点と欠点は?
─頭蓋底腫瘍手術を念頭に
〈コラム2〉術前腫瘍塞栓術(PTE)の適応─脳血管内治療医と腫瘍摘出術者の協同
〈コラム3〉脳腫瘍手術における再手術時の留意点は?
・WEB動画の視聴方法
・索引
・序文
・監修・編集・執筆者一覧
◆1章 手術の基本コンセプトと技術
■A 手術教育
〈総論1〉若手の教育(2 hands or 3 hands?)
i.「2 hands派」の立場から
ii.「3 hands派」の立場から─若手の顕微鏡下手術における指導的助手の役割
■B 開頭のバリエーション
〈総論1〉前頭側頭開頭のバリエーション(適応,コンセプト,皮切デザイン,筋肉剥離)
i.Pterional approachを企図した前頭側頭開頭
ii.あらゆる病変に対応可能なアプローチとしての前頭側頭開頭法
〈総論2〉後頭下開頭のバリエーション(適応,コンセプト,皮切デザイン,筋肉剥離)
i.まず浅い術野の展開を
ii.体位・頭部固定が最重要
〈コラム1〉Orbitozygomatic(OZ)craniotomy
〈コラム2〉2-layerのやり方:その工夫とメリット・デメリット
i.Yasargil原法(1)
ii.Yasargil原法(2)
■C マイクロ操作
〈総論1〉基本操作:シルビウス裂開放のバリエーション
(シルビウス裂は広く開ける?必要最小限?/どこから入る?)
i.病変に応じたシルビウス裂開放
ii.まずは十分なシルビウス裂開放から
〈総論2〉器具の使い方のバリエーション
(脳べらを積極的に使う?極力使わない?/吸引管,ハサミはどのように使い分ける?)
i.「脳べら積極派」の立場から
ii.脳へらを極力使用しない手技
〈総論3〉静脈温存のコンセプト
(静脈はどこまで温存すべきか?/切断可能かどうかの判断法は?)
i.原則,すべての静脈を温存
ii.術野展開の妨げとなる場合の対処法
■D アプローチ
〈総論1〉前床突起切除法(intradural or extradural?/drill or CUSA?)
i.「Intraduralからの切除」の立場から
ii.「Extradural派」の立場から
〈総論2〉MCA, IC-PC動脈瘤のアプローチ
(pterional or subfrontal?その適応とコンセプト/母血管の取り方)
i.「Pterional派」の立場から
ii.「Subfrontal派」の立場から
〈コラム1〉Dural ringの切開って?(適応,解剖,手技)─中枢側より剥離せよ
◆2章 頭部外傷の手術
〈総論1〉頭部外傷手術のバリエーション(開頭術の適応あるいはタイミングは?/脳室ドレーンや硬膜下ドレーン挿入部から髄液漏れを防ぐための固定法のバリエーション/減圧開頭の範囲の決定法と術後CTでどう評価するか?/術中の止血困難な状況における対処法のバリエーション/HITTは行うべきか?/減圧開頭時の硬膜形成のバリエーション/ICPモニタリングの適応と留置部位に関する施設間のバリエーション)
i.まず迅速な減圧.穿頭術も併用しつつ積極的な開頭術を実施
ii.ICP亢進や意識レベル低下などの生理学徴候を優先して減圧開頭術を判断
〈コラム1〉脳圧亢進に対する対処法─Multimodalなmonitoringを駆使せよ
〈コラム2〉後頭下減圧開頭を行うための皮膚切開のバリエーション
〈コラム3〉慢性硬膜下血腫に対する穿頭術で,術中にできる再発率低下のための工夫は?
◆3章 脳血管障害の手術
■A 頚動脈内膜剥離術(CEA)
〈総論1〉内頚動脈側のプラーク処理(引き抜く?絶対に引き抜かない?)
血管縫合時の運針作法(ロックをかける?かけない?/靴紐縫合する?しない?/intactな部分から縫う?縫わない?)
i.「引き抜かない派」のプラーク剥離・露出と血管縫合時の運針作法
ii.CEAにおけるプラーク剥離と血管縫合
〈コラム1〉CEAにおける血管遮断の工夫,遮断・遮断解除の順序,その本質について
■B 脳動脈瘤手
〈総論1〉クリッピング
(脳内に埋没した脳動脈瘤,完全に掘り起こす?十分なneckが出たらかける?)
i.「完全掘り起こし派」の立場から
ii.「Neck派」の立場から
〈総論2〉Acom動脈瘤へのアプローチのバリエーション
(Pterional or interhemispheric approach?/視神経上面はどこまで剥離する?/半球間裂はどこまで開ける?/Rectal gyrusは吸う?)
i.Pterional approachが第一選択
ii.Interhemispheric approachとpterional approachの使い分け
〈総論3〉クリップ選択のバリエーション
(Temporary clipを使う?極力使わない?/Permanent clipの選択)
i.「Temporary clipを使用する派」として
ii.Temporary clipを極力使用しない立場から
〈コラム1〉くも膜下出血術中の脳圧コントロール
〈コラム2〉低位内頚動脈系動脈瘤の母血管確保(方法,タイミング,その考え方)
i.頚部頚動脈確保, 前床突起削除, anterior petroclinoid ligamentの切開
ii.原則,頚部での血管確保を
■C バイパス術
〈総論1〉STA-MCAバイパスのコンセプト
(皮膚切開はどうする?/ドナー剥離は動脈の表剥き?裏剥き?/Single or double bypass?/レシピエントは前頭葉?側頭葉?/間接吻合は置く?置かない?)
i.間接バイパスのdonorとなる血管,硬膜,側頭筋などの組織の温存
ii.血液や過剰な髄液流入のない術野をつくる
〈コラム1〉STA graftを安全にはやくきれいに採取するには?
◆4章 脳腫瘍の手術
〈総論1〉良性腫瘍の内減圧の方法のバリエーション・どう使い分けるか/腫瘍摘出中の止血法のバリエーション・どう使い分けるか/術中に綿片や脳べらを積極的に利用するか,しないか.どう利用するか
i.くも膜を温存した剥離を
ii.器具のセッティングは使用法と同様に重要
〈総論2〉頭蓋底骨削除の方法(ハイスピードドリルまたは超音波手術器)
i.「ハイスピードドリル派」の立場から
ii.「超音波手術器派」の立場から
〈総論3〉グリオーマ摘出における各摘出器具の利点と使い分け(バイポーラまたはCUSA)
i.「吸引管とバイポーラ派」の立場から
ii.「CUSA派」の立場から
〈コラム1〉顕微鏡か内視鏡か外視鏡か,それぞれの利点と欠点は?
─頭蓋底腫瘍手術を念頭に
〈コラム2〉術前腫瘍塞栓術(PTE)の適応─脳血管内治療医と腫瘍摘出術者の協同
〈コラム3〉脳腫瘍手術における再手術時の留意点は?
・WEB動画の視聴方法
・索引
商品詳細
著者 | 大宅 宗一 監修/竹田 理々子 編集 |
---|---|
出版社 | メディカ出版 |
発刊年 | 2021年10月 |
ISBN | 978-4-8404-7346-0 |
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