ケースで学び病態を理解する 頭部外傷の診かた
販売価格: 4,840円(税込)
商品詳細
頭部外傷の何をみて、どう診断し、どう対応するかを具体的な症例をあげて徹底的に解説!
《目次》
序文
第1章 疫学:わが国の頭部外傷
1.はじめに
2.日本の頭部外傷の現状(JNTDB P2015より)―年齢構成の推移
3.高齢者(65歳以上)に対する頭部外傷治療と転帰
4.軽症・中等症頭部外傷
5.おわりに
第2章 外傷初期診療の中での脳外科診療
1.外傷診療の特殊性
2.標準化された外傷初期診療
3.primary surveyにおけるDの評価と対応
4.頭部外傷患者の転送判断と伝達すべき項目
5.おわりに
第3章 抗血栓薬内服患者への対応
1.抗血栓薬内服患者の頭部外傷と初期評価
2.抗血栓薬の中断・中和
3.抗血栓薬の種類と中和に際して留意する点
4.再開のタイミング
5.おわりに
第4章 頭部外傷患者における凝固障害への対応
1.外傷性凝固障害の病態と頭部外傷での特徴
2.外傷におけるトラネキサム酸のエビデンス
3.抗血栓薬服用中の患者に対する対応
4.本CASEの振り返り
5.おわりに
第5章 頭部外傷とてんかん
1.外傷性てんかんの定義
2.早期発作
3.てんかん重積状態
4.外傷性てんかん
5.おわりに
第6章 頭部外傷の病態と診断:局所性脳損傷
1-1.病院前情報の重要性
1-2.切迫するDと気管挿管
1-3.画像評価
1-4.外傷性凝固異常症
1-5.フォローアップ戦略(定期的画像フォローアップとICPセンサー留置)
2-1.テント下の局所性脳損傷
2-2.テント上下に局所性脳損傷が存在する場合
3.おわりに
第7章 頭部外傷の病態と診断:びまん性脳損傷
1.びまん性脳損傷とは
2.びまん性脳損傷の病態による分類と診断
3.各論
4.おわりに
第8章 頭部外傷の病態と診断:外傷性頭頚部血管障害
1.総論
2.各論
3.おわりに
第9章 頭部外傷の手術適応と方法:穿頭術
1.はじめに
2.ICPセンサー留置術
3.脳室ドレナージ術
4.穿頭血腫除去術
5.おわりに
第10章 頭部外傷の手術適応と方法:開頭術
1.手術までの患者の状態把握
2.手術目的
3.手術手技
4.おわりに
第11章 頭部外傷の手術適応と方法:外傷性髄液漏、視神経管骨折・視神経損傷
1.外傷性髄液漏
2.視神経管骨折・視神経損傷
3.おわりに
第12章 ICP管理と神経集中治療(1)基本
1.はじめに
2.頭蓋内圧と頭蓋内圧亢進の病態生理
3.頭蓋内圧モニターについて
4.おわりに
第13章 ICP管理と神経集中治療(2)実践
1.はじめに
2.ICP上昇時の治療
3.ICPモニタリングのトレンド
4.おわりに
第14章 頭部外傷と血液バイオマーカー
1.頭部外傷における採血検査の役割
2.一般採血における血液バイオマーカー
3.頭部外傷に特異的な血液バイオマーカー
4.おわりに
第15章 小児頭部外傷への対応
1.小児頭部外傷の特殊性
2.小児の頭頚部の解剖学的特徴
3.年齢と受傷機転の特徴
4.初期診療時の注意点
5.頭部CT検査の適応基準と考え方
6.小児重症頭部外傷の集中治療:2019ガイドラインについて
7.小児重症頭部外傷の治療アルゴリズム
8.虐待による頭部外傷(AHT)の鑑別
9.高次脳機能障害・リハビリテーション・フォローアップ
10.おわりに
第16章 高齢者頭部外傷への対応
1.高齢者の頭部外傷の疫学と特徴
2.高齢者頭部外傷の治療管理のガイドライン
3.おわりに
第17章 軽症頭部外傷・脳振盪・スポーツ頭部外傷への対応
1.搬送時の注意事項
2.スポーツ頭部外傷の特徴と各種の提言
3.軽症頭部外傷(スポーツ頭部外傷を含む)における画像診断の適応
4.スポーツ頭部外傷診療における評価と患者指導の注意点
5.おわりに
第18章 高次脳機能障害への対応
1.外傷後高次脳機能障害の診断基準
2.頭部外傷後の高次脳機能障害の症状
3.頭部外傷後の高次脳機能障害の画像診断
4.頭部外傷後の高次脳機能障害の評価
5.頭部外傷後の高次脳機能障害に対する薬物療法
6.頭部外傷後の高次脳機能障害に対するリハビリテーション治療
7.おわりに
索引
編集者プロフィール
商品詳細
著者 | 横堀將司・末廣栄一 |
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出版社 | 金芳堂 |
発刊年 | 2021年11月 |
ISBN | 978-4-7653-1881-5 |
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