脳血管内治療看護ポケットマニュアル 改訂第3版
販売価格: 2,420円(税込)
商品詳細
本邦初の看護師向け脳血管内治療ポケットマニュアルの改訂第3版が登場!血管内治療の最新デバイスであるフローダイバーター,WEBなどをはじめ,脳血管内治療で使うデバイスの説明が大幅アップデート!“サッと出し,パッと見て,すぐ使える!”をキーワードに,疾患,治療の詳細などの重要箇所が一目でわかる工夫が満載!看護師だけでなく脳血管内治療にかかわる全ての人へおくる1冊.
【目次】
改訂第3版の序文
改訂第2版の序文
初版の序文
執筆者一覧
キャラクター紹介
1 血管解剖 〜まずは血管の説明から〜
1 穿刺部血管
a)大腿動脈(femoral artery)
b)橈骨動脈(radial artery)
c)橈骨動脈遠位(distal radial artery)
d)上腕動脈(brachial artery)
2 大動脈弓部
3 内頚動脈系
a)頚部頚動脈
b)頭蓋内内頚動脈(Fischer分類)
c)前大脳動脈(anterior cerebral artery:ACA)
d)中大脳動脈(middle cerebral artery:MCA)
e)後大脳動脈(posterior cerebral artery:PCA)
4 椎骨脳底動脈(V-B)系
a)椎骨動脈(vertebral artery:VA)
b)脳底動脈(basilar artery:BA)
5 外頚動脈(external cerebral artery: ECA)
6 脳静脈および静脈洞(cerebral vein, sinus)
7 脊髄血管
2 疾患と治療 〜どんな病気があるの?〜
1 脳動脈瘤
a)各部の名称・分類
b)未破裂脳動脈瘤(囊状動脈瘤)
c)破裂脳動脈瘤
d)解離性動脈瘤
e)血栓化動脈瘤(部分血栓化動脈瘤)
f)細菌性脳動脈瘤
2 虚血性疾患
a)脳梗塞
b)頚動脈狭窄症
c)頭蓋内血管狭窄症
d)鎖骨下動脈狭窄症
e)遅発性脳血管攣縮(くも膜下出血後)
3 動静脈シャント疾患
a)脳動静脈奇形(脳AVM)
b)脊髄動静脈瘻
c)硬膜動静脈瘻(dAVF)
d)外傷性動静脈瘻
4 頭頚部腫瘍
a)髄膜腫(meningioma)
b)傍神経節腫(paraganglioma)
c)血管芽腫(hemangioblastoma)
5 難治性慢性硬膜下血腫
3 器具と薬剤,検査の基本 〜基本事項をマスターしよう!〜
1 基本セット
a)アンギオキット梱包
b)共通機具
2 使用器具
a)シース
b)ガイディングシース
c)マイクロパンクチャーイントロデューサーセット(クックメディカルジャパン)
d)診断用カテーテル
e)ガイドワイヤー(診断用およびガイディングカテーテル使用時)
f)ガイディングカテーテル
g)バルーン付きガイディングカテーテル
h)インナーカテーテル
i)サポートカテーテル/ DAC
j)マイクロカテーテル
k)マイクロガイドワイヤー
l)血管内異物除去用カテーテル
m)Yコネクタ
n)三方活栓
o)止血弁
p)止血に使用する機材
q)用手圧迫止血機材
3 血管内治療に関係する薬剤と血液検査
a)点滴,注射
b)内服薬
c)ACT(activated clotting time)測定用器具
d)VerifyNow(アイ・エル・ジャパン)
4 脳・脊髄血管造影検査 〜造影検査ってどんな検査?〜
1 脳血管造影検査
a)大腿動脈経由
b)上腕動脈経由
c)橈骨動脈経由
2 脊髄血管造影検査
3 造影剤と放射線防護
a)造影剤
b)放射線防護
4 その他の検査
a)CT/CTA/CTP
b)MRI(DWI,FLAIR,T2*),MRA/MRP
c)SPECT
d)頚動脈エコー
e)TCD(trans cranial doppler):経頭蓋ドップラー検査
5 脳動脈瘤の治療 〜デバイスの特徴を理解しよう〜
1 概要 脳動脈治療のおさらい
a)瘤内塞栓術
b)ステント併用瘤内塞栓術
c)フローダイバーター(Flow diverter:FD)
d)PAO(parent artery occlusion:母血管閉塞)
2 おもな使用機材
3 脳動脈瘤治療時に用いられる用語,略語
4 コイルとおもな離脱装置
a)よく使われるコイルの一覧
b)離脱装置
5 WEB(テルモ)
6 脳動脈瘤塞栓術支援用ステント
a)セレノバス エンタープライズ VRD(Cerenovus Enterprise®2)
b)ニューロフォームアトラス(Neuroform Atlas)(日本ストライカー)
c)LVIS ステント,LVIS,LVIS Jr(テルモ)
d)パルスライダー(Pulse rider)(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
7 脳動脈瘤治療用フローダイバーター
a)パイプライン / Pipeline Flex with Shield Technology (Pipeline Shield)(日本メドトロニック)
b)フレッド(FRED)(テルモ)
c)Surpass Streamlineフローダイバーターシステム(日本ストライカー)
8 脳動脈瘤塞栓術支援用バルーン
a)Scepter C/XC (テルモ)
b)HyperGlide / HyperForm occlusion balloon(日本メドトロニック)
c)TransForm(日本ストライカー)
d)SHOURYU(カネカメディックス)
e)Super政宗 ストレート(富士システムズ)
9 周術期ケアのポイント
a)未破裂脳動脈瘤塞栓術
b)破裂脳動脈瘤塞栓術
c)PAO (parent artery occlusion:母血管閉塞)
6 頚部頚動脈狭窄症の治療 〜ステント・プロテクションの種類と組み合わせを覚えよう〜
1 概要
2 頚動脈用ステント
a)頚動脈用プリサイス(PRECISE Pro RXStent)モノレール(カネカメディックス)
b)頚動脈用ウォールステント モノレール(Carotid WALL Stent)(日本ストライカー)
c)PROTÉGÉ(プロテージ)頚動脈ステントセット モノレール(日本メドトロニック)
d)CASPER Rx 頚動脈ステント(テルモ)
3 プロテクションデバイス
a)カロチド ガードワイヤー(2022年時点で製造中止)
b)バルーン付きガイディングカテーテル
c)MOMA ウルトラ(日本メドトロニック)
d)アンジオガード(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
e)フィルターワイヤーEZ(ボストン・サイエンティフィックジャパン)
f)スパイダー・プロテクション・デバイス(日本メドトロニック)
4 血栓除去用カテーテル
5 血管形成術用バルーン
6 IVUS(血管内超音波)
7 TCD(経頭蓋ドップラー検査)
8 NIRS(近赤外線スペクトロスコピー)
9 周術期ケアのポイント
7 急性脳梗塞の治療 〜各治療法の注意点をマスターしよう〜
1 rt-PA アルテプラーゼ(遺伝子組換え)静注用
a)rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法の基本
b)rt-PA静注療法/機械的血栓回収療法までの流れ
c)rt-PA静注療法のチェックリスト
2 経皮経管的血栓回収療法(機械的血栓回収療法)
a)血栓回収機器の分類
b)機械的血栓回収療法の実際
3 局所線溶療法(現在実施の機会はほとんどなくなっている)
4 頭蓋内血管形成術
5 頭蓋内動脈狭窄治療用ステント
a)Wingspan(日本ストライカー)
b)冠動脈用ステントの流用
8 AVM,d-AVF,腫瘍の治療 〜塞栓術のコツを学ぼう〜
1 使用する塞栓物質
a)オニックス/Onyx(日本メドトロニック)
b)NBCA(n-butyl-2-cyanoacrylate)
c)エンボスフィア/Embosphere(日本化薬)
d)PVA粒子
e)血管閉塞用コイル(ファイバー付き)
2 脳動静脈奇形(経動脈的塞栓術)
a)マイクロカテーテル
b)Onyx
c)NBCA
d)コイル
3 脳動静脈奇形(経静脈的塞栓術)
a)マイクロカテーテル
b)Onyx
4 硬膜動静脈瘻に対する経動脈的塞栓術(TAE)
a)マイクロカテーテル
b)Onyx
c)NBCA
d)コイル
5 硬膜動静脈瘻に対する経静脈的塞栓術(TVE)
a)マイクロカテーテル,ガイディングシステム
b)ガイドワイヤー
c)コイル塞栓
d)NBCA
e)Onyx
9 血管内治療に関連する試験 〜BOTとCSSってどんな試験?〜
1 バルーン閉塞試験(balloon test occlusion:BOT)
2 海綿静脈洞サンプリング(cavernous sinus sampling:CSS)
10 治療前準備 〜まずは準備を完璧に!〜
1 治療前準備の流れ
a)手術前日
b)当日病棟
c)カテ室内での準備(備品)
d)薬剤
e)治療室での患者の準備
11 治療後の管理・ケア 〜最後まで気を抜かずに!〜
1 治療後の管理
a)シース抜去のタイミング
b)シース抜去に使用する器具
c)止血後 シース留置時の観察点
2 治療後に発生する合併症・副作用
a)穿刺部仮性動脈瘤
b)後腹膜血腫
c)コレステロール結晶塞栓症
d)脱毛
付 録
1 よく使う略語
2 よく使うスケール,グレード
a)GCS(Glasgow coma scale)
b)WFNS分類(くも膜下出血の重症度分類)
c)Hunt and Kosnik分類(くも膜下出血の重症度分類)
d)Hunt and Hess分類(くも膜下出血の重症度分類)
e)JCS(Japan coma scale)
f)MMT(manual muscle test:徒手筋力テスト)
g)Fisher分類(くも膜下出血のCT分類)
h)mRS(modified Rankin scale:日常生活の自立度分類)
i)TICI(thrombolysis in infarction:頭蓋内血管閉塞の再開通度判定)
j)Spetzler-Martin Grade(AVMの外科治療難易度判定)
k)ASPECTS,ASPECTS-DWI(脳梗塞の範囲評価)
l)Cognard分類(硬膜動静脈瘻の分類)
m)Borden分類(硬膜動静脈瘻の分類)
n)Raymond分類(脳動脈瘤塞栓術の評価)
o)CHADS2 スコア(心房細動患者における脳梗塞発症リスクの評価方法)
p)UCASスコア(3年間の破裂率予測)
q)PHASESスコア(5年間の破裂率予測)
3 デバイススペック表(2022年7月現在)
a)ガイディングカテーテル
b)造影カテーテル(インナー用)
c)DAC関連
d)マイクロカテーテル
e)ガイドワイヤー
f)マイクロガイドワイヤー
g)アシストバルーン
h)アシストステント
i)コイル
j)血栓回収デバイス(吸引型)
k)血栓回収デバイス(ステント型)
l)頚動脈ステント
m)プロテクションデバイス
n)フローダイバーター(Flow diverter:FD)
o)WEB
p)パルスライダー(Pulse rider)
用語索引
器具索引
ここは押さえよう!
・破裂脳動脈瘤で頻度が高い部位の順位
・大動脈炎症候群(高安動脈炎)
・前脊髄動脈(ASA)と後脊髄動脈(PSA)の違い
・脊髄を栄養する血管の基本
・シャントの閉塞方法
・ledge effect
・ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)II型
・ACT測定のポイント
・アスピリン/クロピドグレル抵抗性と過敏性
・コイルの種類と選択
・TCDによる脳血管攣縮の検出
・オクルージョンイントレランス
・頚動脈反射による徐脈と低血圧
・CAS後過灌流症候群/脳出血
・バルーンについて
・Onyxの使用ポイント
・ACT測定の手順
商品詳細
出版社 | 診断と治療社 |
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発刊年 | 2022年12月 |
ISBN | 978-4-7878-2460-8 |
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