【Clinical Neuroscience 2023年02月号】骨格筋のすべて―メカニズムからサルコペニアまで
販売価格: 2,970円(税込)
商品詳細
この特集では筋の収縮のメカニズムの解明にまつわる日本人研究者のドラマを冒頭に,神経系による制御の最新知見を分子生物学,生理学,工学,デジタルモデルなどさまざまな観点から解説しています.また近年注目を集めるサルコペニアについてその概念・病態・診断,筋維持のメカニズム,糖尿病との関係,中高年のための効果的な筋トレ術についても解説しています.特集の後半では筋疾患の臨床についてとりあげています.
Main Theme
骨格筋のすべて―メカニズムからサルコペニアまで
CONTENTS
A.総論
骨格筋の構造―マクロ,ミクロ,機能●坂井建雄
筋収縮のCa2+制御●飯野正光
首振り説vsゆらぎ説―収縮メカニズム転換のドラマ●柳田敏雄
B.神経系による制御
神経筋接合部(NMJ)の形成・維持機構●江口貴大
筋求心性線維の信号による制御●関 和彦
多自由度筋制御の最適化●小池康晴
3Dデジタル筋骨格モデル●平島雅也 他
C.サルコペニア
サルコペニアとは●荒井秀典
骨格筋の維持と力の関係(メカノバイオロジー)●平野航太郎 他
骨格筋維持と間葉系前駆細胞●上住 円 他
糖尿病とサルコペニア●内山 奏 他
中高年のための効果的な筋トレ術●谷本道哉
D.筋症状を伴う疾患
症候・診察と鑑別診断●森 まどか
ミオパチーの分類●茂木晴彦 他
自己免疫性筋炎●西森裕佳子 他
代謝性ミオパチー●杉江秀夫 他
筋ジストロフィーの分類●松村 剛
筋強直性ジストロフィー●大矢 寧
筋チャネル病・周期性四肢麻痺●久保田智哉 他
先天性筋無力症候群●大野欽司
重症筋無力症●村井弘之
筋萎縮性側索硬化症―骨格筋の症状と分子病態●鈴木直輝 他
球脊髄性筋萎縮症●蛭薙智紀 他
脊髄性筋萎縮症●小牧宏文
治療法開発の現状と展望●佐藤充人 他
連載
脳と神経の医学の歴史
古代ローマのガレノス(1)―神経系の解剖学●坂井建雄
臨床中枢神経生理A to Z
[体性感覚誘発電位(6)]巨大SEP(giant SEP)●金丸和樹 他
臨床医のための神経病理 再入門(編集協力:亀井 聡)
古細菌による脳脊髄炎●崎山佑介 他
細胞のメカニズムと神経疾患
聴覚障害におけるERKシグナル●栗岡隆臣
検査からみる神経疾患
中枢神経感染症のMultiplex PCR●亀井 聡
[最終回]神経疾患の新しい治療
Duchenne型筋ジストロフィー―国産初の核酸医薬品ビルトラルセン●武田伸一
素顔のニューロサイエンティスト
Masaki Terabe●花 大洵
ニューロサイエンスの最新情報
脳梗塞急性期において神経細胞死を防御する分子機構●坪井昭夫 他
Q & A―神経科学の素朴な疑問
ストループ効果,逆ストループ効果はなぜ起こるのですか?●堀内惠美子 他
商品詳細
出版社 | 中外医学社 |
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発刊年 | 2023年02月 |
ISBN | 0289-0585 |
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