眼科・脳神経外科 医学書専門書店 メディカルブックサービス

生成AIを超えろ! これからの医療者のためのAI学術活用術

生成AIを超えろ! これからの医療者のためのAI学術活用術

販売価格: 3,740(税込)

商品詳細

録作成,学会発表,論文執筆には「コツ」があり,これを理解すると迷いが消え,学術活動は飛躍的に進捗する.本書は,著者ふたりが自らの経験に基づいた「学術のコツ」をふんだんに盛り込み,さらにそうした学術の文脈で生成AIをどのように活用するかを解説した一冊.研究をより効果的に表現し,高品質な成果を発表できる「学術のコツ×生成AI」の力を養う実践ガイド.

【目次】

第1章 生成AI って何
 1.AI とは
  ■ AI とは何か,聞いてみた
 2.生成AI( generative AI) とは 
  ■ 生成AI に聞いてみた
  ■ 自然言語処理とは
 3.生成AI の特徴
  ■ 生成AI は医師の業務の何を解決するのか
 4.生成AI を使うときの注意点
  ■ ハルシネーション
  ■ オプトアウトを確認しておこう
 5.研究領域における生成AI のルール
  ■ 医学系英文誌におけるAI 利用の規定
 Column GPT は医師国家試験に合格できるか

第2章 コンセプトシートを使って研究計画を立てよう
 1.コンセプトシート
  ■ 論文作成の羅針盤を作成しよう
  ■ 生成AI 活用術 ― コンセプトシートブラッシュアップ

第3章 英語抄録作成に生成AI を使ってみよう
 1.学会発表は研究者の第一歩
  ■ 研究者よ,学会を目指せ
 2.英語抄録を勧めるワケ
  ■ 多くの学会が英語の抄録を求めている
  ■ 英語で得もするし,損もする
  ■ とりあえず生成AI に頼ればいいじゃないか
 3.海外学会は研究者のフェス
  ■ どうせなら海外に行こう
  ■ 世界の大御所があなたの発表を聞いてくれる
  ■ コネクションも実力のうち
 4.発表助成金を狙おう
  ■ トラベルグラントを狙え
 5.英語抄録の実際
  ■ 英語抄録のお作法とは
 6.タイトル
  ■ タイトルは抄録採択の明暗を分ける
  ■ 生成AI 活用術 ― タイトル案を考えてもらおう
  ■ 生成AIは「盛る」
  ■ タイトルのスタイル
 7.目的 (Objectives)
  ■ 抄録は4つか5つのまとまりに分ける
  ■ Conclusions との関係を意識する
 8.背景 (Background)
  ■ 背景に書くのは4つ
  ■ 生成AI活用術 ― 4行,60 words で書いてもらおう
 9.背景 (Background):生成AI を最初から使う場合
  ■ 生成AI 活用術 ― オンラインの情報に合わせて文章を生成してもらおう
  ■ Coherence を意識せよ
 10.方法 (Methods)
  ■ 再現性を担保する7つの記載
  ■ 生成AI 活用術 ― 6行,100words で書いてもらおう
 Column 健気な生成AI
 11.結果 (Results)
  ■ 結果は最も情報量多く,丁寧に
  ■ 方法に書いてない項目を結果に記載しない
  ■ 主要評価項目は解析方法も書く
  ■ 生成AI活用術 ― 4〜8行,150words で書いてもらおう
 12.結論 (Conclusions)
  ■ Objectives を意識して書く
  ■ 生成AI 活用術 ― 2行,30words で書いてもらおう
 13.字数・単語数の調節と抄録の完成
  ■ 一番字数を調整しやすいのはBackground 
  ■ 生成AI 活用術 ― 字数の調整はまかせろ
 14.図表の要否
  ■ ずばり図表はあったほうがよい
 15.添削と推敲
  ■ 徹底的に見直し
  ■ 剽窃の可能性を確認

第4章 英語口頭発表の準備に生成AIを使う
 1.英語講演のハードル
  ■ ポスター作成と当日の発表は別物
 2.英語講演と海外学会参加の準備
  ■ 英語講演は日本にいるときに始まっている
  ■ 海外学会への参加は自己投資
 3.渡航前の準備は早めに行う
 4.海外学会ではネットワーキングを楽しむ
  ■ コミュニケーションを積極的に
 5.チェックシート
 6.英語講演のスライド作成の第一歩
  ■ まずは形式から入る
  ■ スライドはあなたの味方であり,武器である
 Column AIを活用した発表練習の新しい形:LoRA を使った方法
 7.タイトルページ
 8.利益相反 (COI)
  ■ 基準を確認して正直に記載
  ■ 生成AI活用術 ― 英語にしてもらおう
 9.背景 (Background)
  ■ この研究がいかにすばらしいかを語る
  ■ 生成AI 活用術 ― スライドに記載するテキストを作ってもらおう
 10.方法 (Methods)
  ■ 再現性のある研究であることをわかりやすく提示
  ■ 生成AI 活用術 ― 取捨選択してもらおう
 11.結果 (Results)
  ■ わかりやすいことが重要.視覚的に訴えよう
  ■ 生成AI 活用術 ― 使うべき図の種類も提案してもらおう
 12.考察・結論 (Discussion/Conclusions)
  ■ 過去の研究と比較する
  ■ 研究結果のメカニズムや理由を説明する
  ■ 生成AI 活用術 ― 研究の新規性や意義を再検討してもらおう
 13.読み原稿の重要性
  ■ プレゼンテーションには読み原稿を絶.対.に.用意する
  ■ 生成AI活用術 ― 読み原稿はもちろん,質問と回答まで作ってもらおう
 14.原稿作成と実践的な練習
  ■ AIの英語は難し過ぎる!?
  ■ 声に出して練習しよう
  ■ 生成AI活用術 ― 自分にとって読みやすく,聴衆にとっても聞きやすい原稿を作ってもらおう
 15.英語の聞き取り練習をいかにして行うか
  ■ 海外発表が決まったら 「英語耳」 を作ろう
 Column 海外発表時の現地でのすごし方

第5章 論文執筆に生成AIを使いつくす
 1.論文の必要性
  ■ なぜわざわざ論文を書くのか
  ■ 生成AIを超えろ
 2.日本語論文も大事だが…
  ■ 英語論文作成に生成AI利用を躊躇しない
 3.論文は学術界の名刺である
  ■ 論文を書くと,学会場で話しかけられる
 4.生成AI があれば指導者はもう要らないのか
  ■ 査読者も読者も人間
  ■ 生成AI は指導者も使える
 5.その抄録は論文にできるのか
  ■ その研究は真に重要か? 科学的か?
  ■ 生成AI 活用術 ― 論文化する際のハードルとは…
 6.足りないものを探す
  ■ 教授,准教授,生成AI
  ■ 生成AI 活用術 ― 無難すぎるコメントをもらわないために
 7.タイトルページは思い立ったその日に作る
  ■ タイトルページはすぐ作る
  ■ タイトルはシンプルに
  ■ 著者名はとりあえず自分と指導者だけでよい
  ■ 生成AI 活用術 ― 参考例を示して,タイトル案をいくつか出してもらおう
 8.論文の書き始めをどうするか
  ■「 結果のまとめ」 が最初にして最重要
 9.美しい図を作成するヒント
  ■ 図表で論文の最も重要なメッセージを伝えろ
  ■ 図は見た目が9割
  ■ 生成AI活用術 ― どのような図を作ればよいか相談する
 10.セントラルイラストレーション
  ■ セントラルイラストレーションを作ってみよう
 11.表の作成は注意
  ■ なにより大事なのは論文の信頼性
 12.指導者と相談するタイミング
  ■ Point of no return の見極め
  ■ 図表ができたら指導者に相談
  ■ 生成AI 活用術 ― 現時点までの原稿で意見をもらおう
 13.背景 (Background)
  ■ 背景の出来により結果の意義がより明確になる
  ■ 生成AI活用術 ― 初稿原稿を作ってもらおう
  ■ 記述の責任は著者であるあなたにある
 14.方法 (Methods)
  ■ Methods に個性は必要ない.型にはまろう
  ■ 生成AI 活用術 ― 統計手法を聞いてみる
 15.結果 (Results)
  ■ Results のお作法とは
  ■ 生成AI 活用術 ― ぎこちない英文を修正してもらおう
 16.考察 (Discussion) その(1) 
  ■「 結果のサマリー」 に生成AIは使える
  ■ Limitations は過不足なく書く
  ■ Conclusions は自分の言葉で書こう
  ■ 生成AI 活用術 ― Limitations を相談してみよう
 17.考察 (Discussion) その(2) 
  ■ 研究の新規性,価値,意義を伝える
  ■ 生成AI 活用術 ― 自分の研究の意義を聞いてみよう
 18.引用文献
  ■ 引用する文献は必ず読む:基本中の基本
  ■ 引用文献管理ツールを使おう
  ■ AI を用いた主な論文検索ツール
 19.論文の最後に書くべきポイント
  ■ Acknowledgement,著者の役割,資金の情報,COI
  ■ 記載例
 20.Figure の説明
  ■ 生成AI による医療画像の解釈にはまだ制限がある
  ■ データや結果の説明文は生成できる
  ■ 生成AI 活用術 ― 画像をアップロードして聞いてみる
 21.音読のススメ
  ■ 必ず音読しよう
 22.英語校正サービスと剽窃チェック
  ■ 人が行う英語校正サービスの併用は文章の質を上げる
  ■ 生成AI を利用したなら剽窃チェックは必須
 23.カバーレター
  ■ カバーレターは最初のつかみ.核心を簡潔に
  ■ 生成AI 活用術 ― カバーレターが論文の運命を決めるのか
 24.投稿誌の決め方
  ■ 遠慮せずに 「ワンチャレンジ」
 25.リジェクトのときにどうするか
  ■「 お祈りメール」 は2種類ある
  ■ Editorial kick 
  ■ 査読には回ったがリジェクト
 26.リバイスは大チャンス
  ■ リバイスは 「掲載を検討しますよ」 というメッセージ
  ■ 査読者のコメントを正確に理解しよう
 27.トランスファーとは
  ■ 別の雑誌もいいかもしれない
 28.レスポンスレターは丁寧に
  ■ 返答を書く前にコメントをよく吟味
  ■ 査読者がレスポンスレターだけで採否がつけられるように
  ■ 査読者には丁寧な表現を
  ■ いざとなったら反論することもできる
 29.アクセプト後のお話 (オープン化など)
  ■ アクセプトされたらみんなで喜ぼう
  ■ 掲載費,オープンアクセス,著作権,APCs:論文は誰のものなのか
  ■ ハゲタカジャーナルに気をつけろ
  ■ オープンアクセスにしたほうが論文は引用されるのか
 30.論文のその先へ
  ■ 私たちの戦いはこれからだ!

商品詳細

著者 楠瀬賢也・野村章洋
出版社 南江堂
発刊年 2025年01月
ISBN 978-4-524-21523-2
弊社の在庫管理につきまして、online shopと学会販売用を兼ねて管理しております。 そのため、ご注文時に学会展示販売が重なった場合、一時的に在庫切れとなることがありますが、どうかご了承くださいませ。 在庫がなくなった際には、可能な限り迅速に補充するよう努めてまいります。よろしくお願いいたします。

Facebookコメント